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ピースワンコ・ジャパン | 保護犬の里親探し・譲渡を促進

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よくある質問(Q&A)

殺処分ゼロについて

犬の殺処分の日本と海外の状況はどうなっていますか?

 日本では年に約66万3000頭の犬が販売される一方、8300頭以上が殺処分されています(猫は販売約16万6000頭、殺処分約3万5000頭)。動物愛護センターに持ち込まれる犬猫の殺処分比率も約43%(2017年度)と、低下傾向にはあるものの、他の先進諸国と比べて依然として高い水準です。

 諸外国の殺処分ゼロに向けた取り組みやアプローチは様々です。飼い主に対して犬税を導入することで安易な飼育を抑制したり、保護施設「ティアハイム」での殺処分を原則禁止したりしているドイツのような国もあります。あるいは、避妊・去勢による繁殖抑制に優先的に取り組み、州市によっては営利目的で繁殖させた犬の販売を禁止しているアメリカのような国もあります。さらには、飼い主の責任をより重視し、避妊・去勢を推奨していないノルウェーのような国もあります。また、日本ではガス室で殺処分を行う動物愛護センターが多いですが、欧米諸国では注射により安楽死させることが主流です。

全国の犬・猫の引取り数の推移

PWJの取り組みについて

なぜピースウィンズ・ジャパンは犬の殺処分ゼロの活動を行うのですか?

 捨て犬・捨て猫の殺処分数は、年々減少傾向にはありますが、2017年度も全国で計4万3000頭を超え、大きな社会問題となっています。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が犬の保護・譲渡活動を主軸として運営する「ピースワンコ・ジャパン」事業の目的は、人間の身勝手によって生み出される犬・猫の殺処分をなくし、動物と人の真の共生を実現することです。災害支援の「仲間」でもある犬が殺処分される状況を、これまで培ったネットワークや社会変革の経験を生かし、行政機関とも連携して変えたいという強い思いから、ピースワンコ事業をスタートさせました。

どうやって殺処分ゼロを実現することを考えていますか?

 私たちの活動の全体像はこのホームページ内 https://peace-wanko.jp/activity.html でもご紹介していますが、

(1)動物愛護センター等からの保護、(2)飼育活動(保護施設運営、獣医師等による健康管理、ドックトレーナーによる譲渡に向けたトレーニング等)、(3)譲渡活動(譲渡センター運営、新たな里親探し等)、(4)教育・啓発活動(出張授業や企業・学生などの体験学習、ピースワンコPRODOGスクールの運営、保護犬飼い主研修、各方面への提言や情報発信など)、(5)災害救助犬やセラピー犬などの育成、(6)助成事業(他団体の殺処分ゼロに向けた取り組みの支援)、(7)地域再生事業(西日本最大級のドッグランの運営など)

を行うことで、殺処分ゼロの実現に包括的に取り組んでいます。

 私たちはまず、2011年度に全国でワースト1位の犬猫の殺処分数となった広島県において、動物愛護センターに持ち込まれる犬のうち、愛護センターの獣医師の診断でもう助からないと判断され、安楽死させられたり、愛護センター内で病死してしまったりした犬を除く殺処分対象の犬を引き取っています。2016年4月以降、広島県動物愛護センターではいわゆるガス室を使った犬の殺処分は行われておらず、私たちも愛護センター側に対し、殺処分する前に必ず私たちに連絡するように依頼しています。私たちの殺処分ゼロの活動は、無差別に近い形で殺処分が行われていた状況から、動物愛護センターなどの協力を得て、「生きる可能性のあるすべての命を救う」ことを目指しています。あわせて全国各地に譲渡センターを設ける等の取り組みを通じて、最適な里親とのマッチングにも取り組んでいます。

 この活動には、広大な保護施設の確保と、飼養のための資金や人材の確保、および里親探しのための体制を構築することが必要です。同時に、そもそも犬猫を捨てる人が減るように啓発すること、意識の高い飼い主を増やすことが必要です。動物愛護センターに持ち込まれる犬や猫を救うことはもちろん大切なことですが、そもそも年に約83万頭も販売されている犬や猫が、安易に飼われ、安易に捨てられるという状況自体を改善することも大切です。私たちは、こうしたことに包括的に取り組んでまいります。

殺処分ゼロを推進する私たちの活動について

猫の殺処分ゼロは支援しないのですか?

 私たちは、まず犬の殺処分ゼロを広島県で継続的に実現するというチャレンジに取り組んでおり、現時点では直接的に猫の殺処分ゼロの事業は手掛けていません。ただ、これまでも猫の殺処分ゼロに取り組む団体の支援などは行ってきています。2017年2月には「殺処分ゼロ・チャレンジ推進助成」という公募助成事業も開始しました。今後も猫の殺処分ゼロに取り組む活動を支援していきたいと考えています。

保護犬はどんな環境に置かれているのですか?

(施設について)

 019年3月現在、7万平方メートル以上の保護犬の収容用地を確保しており、既に計約4200平方メートルの保護犬用の庭付きの犬舎施設が建設済みです。特に、殺処分ゼロを実現した2016年度以降、増設した犬舎の面積は約3400平方メートルに達しました。これと別に計約8000平方メートルのドッグランもあり、犬たちが自由に走り回れる環境を用意しています。施設は、動物愛護センターからの第一次の受け入れ施設、感染症などの疾病を持っていないことが確認されてから移し、トレーニングを行う二次施設、最終的な里親とのマッチングのための待機施設である三次施設に大きく分かれています。現在も保護犬舎の増設工事が進んでおり、2019年中にはさらに収容力が増加する予定です。 譲渡センターも、2014年の広島、湘南(神奈川)に始まって、毎年新たに開設し、現在7カ所にまで増えました。

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(飼育について)

 保護される犬は、医療面や行動面で様々な課題を抱えていることが多くありますので、保護犬を適切にトレーニングし、医療面における必要な対処等をするため、獣医師や訓練されたトレーナーの存在が非常に重要です。2019年4月現在、約100名の専属スタッフ(雇用・委託の獣医師5名を含む)に加え、外注の清掃業者スタッフや多数の登録ボランティア(ボランティア保険加入者。広島、湘南、世田谷、福山、あきる野、生駒、岡山の各譲渡センターを含む)にもご協力いただいています。また、トレーナー育成のためのスクールを独自に設立し、第一期から第三期で計21名が修了しました。こうした運営体制の強化や人材育成にもさらに力を入れていきたいと考えております。

 保護犬には、毎日、広いドッグランでの運動や健康状態のチェックなどを行っていますが、愛護センターから保護した時点で、感染症など医療面の課題を抱えている犬や、深刻な栄養失調状態にある幼齢犬も多く、残念ながら亡くなる犬も一定数います。私たちは、少しでも多くの保護犬が健康状態を維持できるように、2018年度の平均で月1000万円以上(獣医師の人件費を除く)の医療費を支出し、最大限の努力をしております。

※過去、一時的に保護犬の一部について狂犬病予防接種の遅れが生じたことがありました(現在は遅滞なく接種してます)。この件についてのご説明はこちらをご参照ください。

 保護犬の繁殖制限については、全頭一律に避妊・去勢するのではなく、手術によるメリット・デメリットを生物学的、医学的観点から総合的に検討し、年齢や病気の有無、性格などを個体ごとに考慮した上で、必要に応じて避妊・去勢を行っています。シェルター運営においては、シーズン中の雌犬を隔離することによる繁殖制限を基本にしていますが、最近は保護頭数の増加に伴い、適切な飼育管理のために必要と判断した場合は不妊手術を進めています。2019年4月の時点で、譲渡した犬を含め1,000頭を超える犬が不妊手術を済ませています。

 また、愛護センターなどから保護した時点で、すでに妊娠している母犬も一定数いますが、これらの母犬が仔犬を生んだ場合も、他の保護犬と同様に飼養し、里親を探しています(犬の保護数には、この仔犬の数を含みます)。

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譲渡はどのような形で行っているのですか?

 私たちは、終生責任をもって犬の飼養ができると判断した方に対して、譲渡を行っております。譲渡する保護犬すべてにマイクロチップを入れ、モニタリングが可能となるようにするほか、全頭について神石高原町で畜犬登録を行っています。

 譲渡を希望される方には、原則としてまず、神石高原町、広島、湘南、世田谷、福山、あきる野、生駒、岡山のいずれかの譲渡センターにお越しいただき、状況などをヒアリングさせていただいたうえで、当方の準備した事前調査票(住所・氏名等の基礎情報、家庭環境や犬の飼育環境等)をご記入いただき、その内容等について問題ないと判断した方のご家庭をスタッフが訪問します。その過程で、繁殖制限の必要性についてもご説明し、適切な飼養、繁殖管理が可能であるかも確認します。その時点で譲渡先として適切でないと判断された場合には、譲渡は行いません。

 訪問結果に問題がなければ、誓約書にサインしていただき、犬のお渡しとなります。犬との相性の確認や適正飼養のための飼い主研修なども行った上で、犬を迎える準備ができたと判断された時点でお迎えに来ていただくというプロセスになります。

 里親希望の方の中には、譲渡センターを訪問してすぐに犬を受け取れると思われる方もいらっしゃいますが、実際には、このプロセスには一般的に最短でも2~3週間の期間が必要となりますことを、予めご了解いただけますと幸いです。是非ともご理解とご協力をお願い申し上げます。概要はこちらもご参照ください。

 2019年4月現在、神石高原町以外の譲渡センターは7カ所ありますが、今後も新規開設を進め、譲渡をさらに促進したいと考えています。

活動の財源はどうなっていますか?

 2019年3月時点では、ふるさと納税を通じたご支援をこれまで延べ約8万人の方にいただき、月々の引き落としによる継続的なご寄付(ワンだふるサポーターなど)をしてくださっている方が2万3000人ほどおられます。その他のご寄付や、様々な物品(消耗品など)のご寄付をいただくこともあります。そうした方々のご支援を主な財源として活動しております。

プロジェクトを行うピースウィンズ・ジャパンはどのような団体ですか?

 認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンは、1996年に設立されたNPOで、設立当初から紛争地や災害被災地での人道支援を中心に活動してきましたが、近年では人道支援に加えて国内の地域づくりや動物福祉などの多様な社会問題の解決にも積極的に取り組んでいます。

 現在、国内7都県、海外11カ国に活動拠点を持ち、スタッフが約360人おります。そのうち、約100名のスタッフ(雇用・委託の獣医師5名を含む)がピースワンコプロジェクトの専任となっております。殺処分ゼロに関連する活動では、加えて、約350名の方がボランティアとして登録し、私たちの活動を支えてくださっています。

活動への協力について

活動を支援したいのですが、どうすればいいですか?

 ありがとうございます。寄付によるご支援、ボランティアとしてのご支援、里親になっていただくご支援などをいただけますと、大変うれしく存じます。ホームページに加え、TwitterFacebookページでもピースワンコの活動を随時ご紹介しておりますので、その投稿をシェアしていただけることもありがたいです。

 寄付については、ふるさと納税制度を活用した寄付の方法、継続的なサポーターとなっていただく方法、単発のご寄付、物品購入によるご支援などの様々な方法があります。詳細はこちらをご覧ください。

 物品のご寄付のうち、ペットフードは、犬の健康管理を考慮して決まったフードを使っているため、ご寄贈を辞退させていただいております。希望する物資については、順次ホームページにアップしておりますので、そちらをご参照ください。

 ボランティアについては、広島県の神石高原町に加え、全国の譲渡センターなどで常時様々なお手伝いをしていただける方を募集しています。継続的にご参加くださる方がいらっしゃれば特にありがたいです。ご興味がおありの方は、お問い合わせフォームからご連絡をいただくか、上記施設に直接お越しください。登録手続きがありますので、ボランティア保険(年700円の実費がかかります)にご加入のうえ、ご登録いただけますと幸いです。

お問い合わせフォーム

施設を視察したいのですが、可能ですか?

 はい、可能です。広島、湘南、世田谷、福山、あきる野、生駒、岡山の譲渡センターにはいつでもお立ち寄りください。

神石高原町の保護施設につきましては、里親希望の方は13時から15時の間に受付をお済ませください。施設の周囲には約8000平方メートルのドッグランもあり、有料で一般開放されています。

 里親希望以外の施設見学の方につきましては、最近訪問のご希望が多く、保護施設の適切な運営管理上、十分なご対応ができないことがあり得ますので、毎日13時、14時、15時の3回、30分弱の施設見学ツアーをご用意しています。原則としてご予約は不要ですが、大人数の場合などは事前にご連絡・ご予約をいただけますようお願い申し上げます。

 また、事業視察として施設全体の見学を希望される方につきましては、お問い合わせフォームから必ず事前にご予約、ご相談をお願いいたします。

お問い合わせフォーム

保護犬を引き取って飼いたいのですが、どうすればいいですか?

 まず、最寄りの譲渡センターか神石高原町の保護施設にご相談ください。

 上記の質問「譲渡はどのような形で行っているのですか?」も、予めご一読いただけますと幸いです。具体的な手順は、こちらをご覧ください。

ピースワンコで働くことは可能でしょうか?

はい、私たちは常時職員の募集をしております。保護犬の世話をしたり、トレーニングを行ったりする仕事や、普及啓発の活動、広報などを行う事務スタッフとしての仕事、譲渡センターで里親希望者のご相談に対応する仕事など、様々な仕事があります。求人については、最も多くのスタッフが働く神石高原町では常時募集しておりますが、譲渡センターについては求人がある場合のみホームページに掲載させていただいております。

求人募集はこちら

講演や研修の講師をお願いすることはできますか?

 はい、犬猫の殺処分ゼロについての社会的理解を進めるため、講演や研修講師について随時お受けしております。業務との兼ね合いもありますので、すべてをお受けすることはかないませんが、まずはお問い合わせフォームからご相談ください。

お問い合わせフォーム

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