2022年9月2日

【保護活動】「名前」を付けてもらい、新たな犬生スタート!

私たちは広島県からの要請により、動物愛護センターに収容されている野犬や飼い主から捨てられた子など、行き場のない犬たちを定期的に引き出して保護しています。保護する犬のほとんどは、野犬の子たち。野犬は怖がりな子が多いですが、中には人懐っこく甘えてくる子もいます。

野犬は山や森の中で群れで生活していることが多く、避妊去勢されていないので自然繁殖してしまいます。人と暮らしたことがない野犬を保護して譲渡できるようにするには、時間も手間も費用もかかるため、動物愛護センターや他の保護団体さんで保護・譲渡活動することが難しく、最終的にピースワンコが引き取っています。

動物愛護センターには野犬がたくさん保護されていますが、頭数が多すぎて一度に全頭引き出せず、状態の悪い子から優先的に保護して治療やケアを始めます。

私たちや他の保護団体さんの活動により、広島県の殺処分機は2016年の4月から止まっています。それまでは毎週“ドリームボックス”と呼ばれる殺処分機が稼働して、たくさんの犬や猫がゴミのように押し込まれて、Co2(二酸化炭素)で窒息死させられていました。

「2016年4月以前は、施設やスタッフなどが不足していて全頭連れ帰ることが出来ませんでした。ある意味、置き去りにして見殺しにしていたんです。助けられなかった子がいたことを胸に刻んで忘れないようにして、これからも出来る限り行き場のない犬たちを保護して、いい飼い主さんに繋げてあげたい。約6年間、殺処分機は止まっていますが、永久に止めていきたい」
ピースワンコ・ジャパン・プロジェクトリーダーの安倍誠はそう語ります。

命を救われた犬たちは、ピースワンコに保護されて初めて「名前」をもらい、新たな犬生を歩み始めます。愛護センターからの引き出しの様子と私たちの想い、ぜひ動画からもご覧ください。

・ピースワンコTV(4分42秒) ⇒ こちら をクリックしてご覧ください。

 

 

▼ふるさと納税でご支援をお願いいたします。

 

 

 

いいなと思ったらシェア

おすすめ記事

  • 保護犬を迎えて 片桐家の「ちゃこ」と「はな」

    目次スイートホームちゃことはな犬のいない散歩なんてコキア色のちゃこはなのお迎え愛すべきギャップ「なんなんだ?」といえる愛 スイートホーム 芸人、俳優、造形作家と、多彩に活躍する片桐仁さん。 2頭の保護犬と共に暮らす愛犬家 […]
  • 【遺贈寄付】故人の想いが込められた浜松譲渡センター

    目次ひとりからみんなで犬のぬいぐるみと一緒に犬たちにできること東海で最大の取り組みを「静岡のワンコたちも救う」苦労も超えるオープンに向けて ひとりからみんなで イギリスの音楽家のジョン・レノンは 「ひとりで見る夢はただの […]
  • 手のひらと肉球をつなぐもの

    目次春雷と愛犬音響トレーニング雷の轟音をやり過ごす方法雨宿りの思い出ずぶ濡れでなぜ悪い犬と暮らせば勇気だって湧いてくる 春雷と愛犬   春雷、という言葉がある。 春の到来を伝える雷ともいわれ、 雷鳴に驚き、冬眠 […]
  • 卒業4000頭目!「ごーちゃん」卒業!

    2023年10月29日、ピースワンコでは記念すべき卒業4000頭目のワンコ「ごーちゃん」が、岡山譲渡センターから里親様の元へ卒業していきました! 2023年3月14日に保護された「ごーちゃん」は、当時、推定1歳くらいの野 […]
  • 保護犬を家族に迎える文化を。官民一体で「殺処分ゼロ」へ!

    ピースワンコは広島県の要請のもと、往復4時間かけて定期的に動物愛護センターへ通い、殺処分対象の犬たちを引き出しています。愛護センターは飼育放棄犬や野犬で溢れかえっており、私たちは怖がりな野犬や咬傷犬など、愛護センターでの […]

Supportご支援の方法

「里親になるのは難しい...」 という方にも、様々なご支援をいただいており、
「殺処分ゼロ」を実現するためにはあなたのご支援が必要です。
寄付、ふるさと納税を使ったご支援、ボランティア、物品寄贈など、あなたにあった方法でご検討ください。