2022年11月22日

【譲渡活動】病気の子犬「ダンバン」と「スンミン」卒業! supported by Yogibo

楽しそうにじゃれて遊ぶ「ダンバン」と「スンミン」は、生後約7か月の可愛いパピー。実はどちらもほとんど目が見えていません。病気のためにご縁が繋がらなかった2頭ですが、10月19日、すべてを受け入れてくださった里親様のもとへ一緒に卒業していきました!

「ダンバン」と「スンミン」は、ピースワンコが保護した臨月の母犬から今年の3月に生まれました。生後1週間ほどからフラフラしてひっくり返ることが多く、普通の子犬のようにうつ伏せで這うことができませんでした。目が見えておらず脳疾患もありそうだったため、動物病院で診てもらったところ「水頭症」の疑いがあるといわれました。

日を改めてMRI検査を行った結果、「水頭症」の疑いはなくなりましたが、ふらつきや眼の揺れなど前庭疾患のような症状が見られることから「蓄積病」という病気の可能性が生じました。「蓄積病」は、細胞の代謝がうまくいかず老廃物を蓄積してしまい細胞が死滅してしまう先天性の病気です。もしそうだった場合、寿命は長くないかもしれない、とのこと。

その後、大学病院で遺伝子検査をしたところ、“難しい症例で該当する病名がなく、現状解明するのは難しい”との見解でした。病名は分からないけれど、眼球も張って来ている2頭の状態を少しでも良くするために、スタッフは獣医師と相談して、脳圧と眼圧を下げるお薬や脳神経疾患を抑えるお薬などを投与しながら経過観察していくことになりました。

そんな中、1本の連絡が神石高原シェルターに入りました。

ピースワンコのInstagram投稿に目を止めてくださった里親希望者様から「目に障害があっても元気に頑張っているダンバンを家族に迎えたい」と面会のお申し出をいただいたのです!

スタッフがお電話で「ダンバン」の病気のことや普段の様子などをお伝えさせていただいたところ「スンミン」のことも気にかけてくださり、2頭に会いに広島県の神石高原シェルターまで宮城県から来ていただくことになりました。

面会の日。里親様ご家族は、「ダンバン」と生まれてからずっと一緒に暮らしていた「スンミン」、2頭一緒に引き取ることを心に決めて会いに来てくださったのです!

里親様ご家族は3頭のMIX犬と暮らしていて犬についての知識も深く、2頭の治療もかかりつけの動物病院の先生に協力していただきながら継続してくださるとのこと。とても優しいご家族で、ご自宅には広いお庭もあり、甘えん坊で遊びたい盛りの「ダンバン」と「スンミン」にとって最高のご家庭です。

「ダンバン」と「スンミン」がどれだけ元気で生活ができるかは予測できません。でも、全てを受け入れて家族に迎えてくださった里親様ご一家のお陰で、2頭はきっと本当の愛情に包まれて、幸せな犬生を重ねていけることでしょう!「ダンバン」と「スンミン」の物語、ぜひ動画からもご覧ください。

・ピースワンコTV(3分01秒)

※「保護犬が、ゆるんでいく」プロジェクト
日本の犬の「殺処分ゼロ」を目指すピースワンコは、人に懐かないという印象を持たれやすい保護犬でも一緒に暮らせて、リラックスした表情を見せてくれるというメッセージを発信するため、Yogibo とともに「保護犬が、ゆるんでいく」キャンペーンを展開しています。詳しくは、こちら

 

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