2021.05.25

【保護活動】動物愛護センターからの引き出し(5月25日)

ピースワンコ・ジャパンでは広島県の要請を受け、定期的に動物愛護センターから保護犬を引き出して保護しています。保護する子たちは行き場のないワンコ達。命を繋げることが出来たのは、皆様の支えのおかけです。いつも本当にありがとうございます。

 

 

本日も2か所の行政施設から行き場のないワンコ達を保護しました。施設へ戻ってから一頭一頭検査します。
私達が保護する犬は管理が難しい野犬が大半ですが、今日は捨てられた犬もいました。和犬気質の老犬の2頭は、痩せこけ、状態も悪く、寂しそうで、悲しそうで・・・。

 

 

大好きだった飼い主に捨てられ、それでも飼い主を信じて待っているように感じました。遠くを見つめ、不安な表情で、今の気持ちを誰かに伝えたいと懸命に吠えていました。どれほどの悲しみの中にいるのでしょうか。いつまでも誰かを待っているようです・・・。

 

 

おそらく飼い主と10年以上ずっと一緒にいたはずです。こんな最後はないでしょう。人間には、趣味や娯楽、学校や仕事もあり、 楽しいことは沢山ありますし、家族や友人、心を分かち合う存在もいます。
しかし、ワンコには飼い主しかいません。
ワンコの心や頭の中は飼い主が全てです。ワンコの犬生は飼い主が全てです。

 

 

これからワンコを捨てようと考えている方は、改心してほしいと切に願う一方で、この捨てられたワンコは、捨てられて良かったと思ってもらえるぐらいの愛情を、スタッフみんなで注いでいきます。
私達の存在が必要のないような、動物保護活動をする必要もないような、ワンコとヒトが幸せに共生できる社会を目指して、まずは目の前にいる命を助け幸せにするということを積み重ね、一歩一歩前に進めればと思います。

 

 

今日も命が繋がったのは日本中から支えてくださる皆様のおかげです。これからも一緒に目指す世界へと歩むことが出来ればと幸いです。いつも、ありがとうございます。

(文:ピースワンコ・ジャパン・プロジェクトリーダー 安倍誠)
 
 
 

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