2021.03.25

【保護活動】動物愛護センターからの引き出し(3月23日)

ピースワンコ・ジャパンで広島県の要請を受け、定期的に動物愛護センターから保護犬を引き出して保護しています。3月23日も沢山のワンコを保護しました。命を繋げることが出来たのは、皆様の支えのおかけです。いつも本当にありがとうございます。

 

 

保護したワンコの中には、「くくり罠(猪など野生動物の罠)」にかかっていた犬もいました。今までもくくり罠による大きな外傷を負った犬を数えきれないほど保護しています。傷の深さが骨まで達し切断手術を行った犬、両足が罠にかかり2本足の犬、罠にかかり長時間逃げることも出来ず体力もなくなり瀕死の状態の犬を保護することもありました。

 

過去には、法律で使用が禁止されている「トラバサミ」という骨まで粉砕するような罠にかかっていた犬を保護したこともあります。更には、散弾銃の弾が体内に数多く入っていた犬を保護したこともあります。

 

 

この日は、狩猟犬のプロット・ハウンドも2頭保護しました。愛護センターに収容されたあとも、飼い主は現れませんでした。推測でしかありませんが、狩猟で使われたあとに捨てられた可能性もあります。この2頭以外にも、ピースワンコは頻繁に狩猟犬種を保護しています。

 
ため息しかでませんが、このように様々な形で狩猟の犠牲になる犬たちも多く、殺処分問題も同様ですが、地方に行けば今の時代に考えられないような現状もあります。

 

 

保護してシェルターに連れて帰ったあとは、一頭一頭、全頭を検査します。最善の医療処置や献身的なお世話を行い、体のケアだけではなく、心のケアも行います。傷を負った体も心も少しでも癒せるよう微力ですが最善尽くします。

どうか保護したみんな、幸せになりますように。

 

(文:ピースワンコ・ジャパン・プロジェクトリーダー 安倍誠)
 
 
 

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